ビットコインの購入するによく聞く取引所(exchange)と販売所(trading desk or OTC desk)。
これらはどちらもビットコインなどの仮想通貨を売買する場ですが、仕組みや利用方法が大きく異なります。
この記事では、取引所と販売所の違いを解説します!
この記事でわかること
- ビットコイン取引所とは
- ビットコイン販売所とは
- 取引所と販売所の比較
\手数料を抑えたい方におすすめ/
ビットコイン取引所 (Exchange)
機能: 取引所は、ユーザーが他のユーザーと直接ビットコインを取引する場です。つまり、取引所はあくまでも取引の場を提供し、ユーザー同士が決めた価格でビットコインを買ったり売ったりします。
価格決定: 価格は需給関係によって決まります。買い手が提示した購入価格と売り手が提示した売却価格が一致したときに取引が成立します。
手数料: 取引所では、取引ごとに手数料がかかります。これは取引の成約ごとに支払われることが一般的です。
流動性: 通常、多くのユーザーが参加するため流動性が高く、すぐに取引が成立しやすいです。
取引所
- ユーザー同士で仮想通貨を売買する場所。
- 価格は「買いたい人」と「売りたい人」の希望価格で決まります。
- 例:Aさんが1BTCを「400万円で売りたい」、Bさんが「400万円で買いたい」という条件が一致した場合、取引が成立。
ビットコイン販売所 (Trading Desk / OTC Desk)
機能: 販売所では、ユーザーは直接、販売する会社とビットコインを取引します。販売所は自分たちで買い取り価格と売り出し価格を設定して提供します。
価格決定: 価格は販売所が一方的に決めます。これにより、市場価格よりも若干高値で買うことや、安値で売ることになることがあります。
手数料: 販売所でも手数料はかかりますが、取引所に比べて明確な手数料体系ではなく、価格に含まれていることが多いです。
流動性: 大量の取引(特に大口取引)には向いていますが、通常の小口取引では若干不利な価格設定になることがあります。
販売所
- 運営会社(取引所の運営者)が直接、ユーザーに仮想通貨を販売したり、買い取ったりする場所。
- 販売価格と買い取り価格は運営会社が決めます。
- 例:運営会社が1BTCを「410万円で販売」、同じBTCを「390万円で買い取り」など、売値と買値の差(スプレッド)が発生します。
それぞれの特徴を表にまとめてみました。
- 取引所は、市場の需給に基づいた価格で取引を行うため、価格が競争的であり、流動性が高いですが、取引手数料がかかります。
- 販売所は、直接プラットフォームと取引するため、価格が不透明で流動性は低いですが、大口取引や即時取引には便利です。
どちらを選ぶかは、取引の目的、金額、そして速さや価格の安定性のどちらを重視するかに依存します。
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