ビットコインを買いたいと思ったとき、よく目にする言葉が「取引所」と「販売所」。どちらもビットコインを売買できる場所ですが、その仕組みや使い方、かかるコストなどに大きな違いがあります。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、ビットコインの取引所と販売所の違いを解説します。どちらを使えばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
この記事でわかること
- ビットコイン取引所とは何か
- ビットコイン販売所とは何か
- 取引所と販売所の違い(仕組み・価格・手数料など)
- 初心者におすすめなのはどっち?
取引所(Exchange)とは?
ユーザー同士が直接売買する「マーケット」
取引所は、ビットコインを売りたい人と買いたい人が、希望の価格を出し合って取引を行う「市場」のようなものです。取引所の運営会社は、売買の場を提供するだけで、実際の取引はユーザー同士で行われます。
特徴
価格の決まり方:需要と供給によって決定(オークション形式)
取引の流れ:
- 売りたい人が「売却価格」を提示
- 買いたい人が「購入価格」を提示
- 両者の価格が一致したとき、取引が成立
手数料:取引が成立すると、少額の手数料がかかる(0.01~0.15%など)
メリット
- 市場価格に近いレートで取引できる
- スプレッド(買値と売値の差)が小さい
- 流動性が高く、多くの取引が行われている
デメリット
- 価格設定や注文の方法に慣れが必要
- 取引成立まで時間がかかる場合がある
取引所
- ユーザー同士で仮想通貨を売買する場所。
- 価格は「買いたい人」と「売りたい人」の希望価格で決まります。
- 例:Aさんが1BTCを「400万円で売りたい」、Bさんが「400万円で買いたい」という条件が一致した場合、取引が成立。
販売所(Trading Desk / OTC Desk)とは?
運営会社が売買相手になる仕組み
販売所は、取引所の運営会社自体がビットコインを「販売」または「買い取り」してくれる場所です。ユーザーは提示された価格で即時にビットコインを購入・売却できます。
特徴
価格の決まり方:販売所が独自に設定
取引の流れ:
- 運営会社が提示する価格をユーザーが選ぶ
- すぐに取引が成立する(価格交渉不要)
手数料:明示されないことが多く、実際は「スプレッド」に含まれている
メリット
- すぐにビットコインを購入・売却できる
- 注文の手順がシンプルで初心者向け
- 少額からでも取引しやすい
デメリット
- 市場価格より高く買い、安く売ることになる
- スプレッドが大きく、実質的なコストが高い
販売所
- 運営会社(取引所の運営者)が直接、ユーザーに仮想通貨を販売したり、買い取ったりする場所。
- 販売価格と買い取り価格は運営会社が決めます。
- 例:運営会社が1BTCを「410万円で販売」、同じBTCを「390万円で買い取り」など、売値と買値の差(スプレッド)が発生します。
取引所と販売所の違いを比較表で整理

初心者におすすめなのはどっち?
初心者の方には「販売所」が使いやすいです。理由は以下のとおりです。
- 表示された価格で、すぐにビットコインが購入できる
- 注文方法が簡単で迷わない
- 少額から購入可能
ただし、「なるべく安く買いたい」「頻繁に売買したい」といった方には、手数料やスプレッドの面で「取引所」の方が向いています。ある程度慣れてきたら、取引所を使ってみるのもおすすめです。
まとめ:目的に応じて使い分けよう!
ビットコインを購入する際、「取引所」と「販売所」には以下のような違いがあります。
- 取引所:市場価格での取引、手数料は明確、やや上級者向け
- 販売所:簡単・即時に購入可能、価格はやや割高、初心者向け
それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたの目的に合った方法を選びましょう。
「すぐに始めたい」「少額から体験してみたい」という方は、まずは販売所から。慣れてきたら取引所も活用することで、よりお得にビットコインの売買ができるようになりますよ。